コンテンツにスキップ

The JOJOLands

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
The JOJOLands
ジャンル クライム・サスペンス
ケイパー・ストーリー
ピカレスクロマン
バトルアクション
ハードボイルド
漫画:ジョジョの奇妙な冒険 Part9
The JOJOLands
作者 荒木飛呂彦
出版社 集英社
掲載誌 ウルトラジャンプ
レーベル ジャンプ コミックス
発表号 2023年3月号 - 連載中
発表期間 2023年2月17日 -
巻数 既刊4巻(2024年8月現在)
(第133巻[注 1] - )
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画
ポータル 漫画

ジョジョの奇妙な冒険 Part9 The JOJOLands』(ジョジョのきみょうなぼうけん パート9 ザ・ジョジョランズ、JOJO'S BIZARRE ADVENTURE Part9 The JOJOLands)は、荒木飛呂彦による日本漫画作品。集英社の青年向け漫画雑誌『ウルトラジャンプ』にて、2023年3月号から連載中。同作者による漫画作品『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズの第9部 (Part9) に相当する。

概要

[編集]

太平洋に浮かぶ火山の島・ハワイを舞台に、「大富豪になる」という野望を叶えるべく邁進するジョディオ・ジョースターの物語を描く[1]

前作『ジョジョリオン』最終話が掲載された『ウルトラジャンプ』2021年9月号にて、「ジョジョリオン10年間ありがとうございました! 少し休んで、新『JOJOLANDS(仮)』でお会いしましょう。」と予告された[2]。その後、同誌2023年1月号で、連載開始時期および正式タイトルが発表された[3]

2023年1月2日、荒木が作品公式ツイッターを通じて年賀状イラストを公開した際、本編に先駆けて登場キャラクターが公開された[4]

本作第1話が掲載された『ウルトラジャンプ』2023年3月号は、同誌史上4度目となる重版となった。これは『ジョジョリオン』が表紙を飾った同誌2012年10月号以来11年ぶりである[5]

このマンガがすごい! 2024』ではオトコ編で15位にランクインした[6]

あらすじ

[編集]

アメリカハワイ諸島オアフ島で暮らす少年ジョディオ・ジョースターは、大富豪になる野望を密かに抱いており、目には見えない人間社会の「仕組み(メカニズム)」の頂点に立つことを希求する。

ジョディオは表では学校に通いながら裏では兄ドラゴナ・ジョースターと共に、違法な薬物売買や運び人といった仕事をこなし日々生活していた。ある日、ボスであるメリル・メイ・チーからとある日本人が600万ドルのダイヤモンドを持って入国してきたことを告げられ、ドラゴナ、仕事仲間のパコ・ラブランテス、そしてメリル・メイが連れて行くようにと呼び出したウサギ・アロハオエの4人チームでダイヤモンド強奪に行くことになる。

目的地となるハワイ島の別荘で、標的の日本人漫画家・岸辺露伴は、金庫にダイヤモンドと謎の溶岩を保管していた。この溶岩は、原理は不明だが「カネ目のもの」を引き寄せる力を持っており、露伴は溶岩の謎について調べていた。溶岩にこそ価値があると考えたジョディオはダイヤモンドと共に持ち帰ることを決め、ジョディオを面白い奴と判断した露伴は「君は大富豪になれる」と言葉を残して溶岩のこと託し、一行は無事に別荘を後にする。

カイルア・コナでオアフ島への帰りの飛行機を待つ間、溶岩の効能を確かめていた一行を謎の人物が襲撃する。その男は、行方が分からなくなった弟を探す糸口を求め、同じく溶岩の謎を調べていた。一行は、目的が一致したその男チャーミング・マンを新たな仲間として迎え入れ、メリル・メイの元へと帰還し次の指示を受ける。

登場人物

[編集]

主要人物

[編集]
ジョディオ・ジョースター
本作の主人公。オアフ島に暮らす15歳の少年。第8部『ジョジョリオン』の主人公、東方定助の半身である吉良吉影や吉良の妹である虹村京とはいとこ同士の関係となり、二人の母である吉良・ホリー・ジョースターは伯母(母の姉)にあたる。また第7部『スティール・ボール・ラン』の主人公、ジョニィ・ジョースターの玄孫でもある。
大富豪になることを夢見ており、そのヒントは目には見えない"仕組み(メカニズム)"にあると考える[7]。通っている学校の心理カウンセリングで反社会性パーソナリティ障害の可能性ありと診断されており、実際家族に危害を加えようとする人間に対しては手段を選ばない一面を見せている。また過去のある出来事から「不条理」という言葉に反応を示す。
11歳のとき、ドラゴナが同級生からいじめられる現場や夜中にうなされているところを目撃し、その生徒が乗り込んだスクールバスを他の教師・生徒ごと炎上させ20人前後の負傷者を出す事件を起こす。この一件によってドラゴナはいじめから解放されたが、ジョディオの父親が当時勤めていた保険会社がバス会社に相場の10倍高い保険金を支払い、その責任を取らされた父親が会社を解雇されハワイを去ることとなった。それにより掛け持ちで仕事をせざるを得なくなったバーバラ・アンは病弱になっていき、その家庭状態に目を付けたギャングからも狙われるようになるが、校長のメリル・メイ・チーに声を掛けられ、以後ドラゴナと共に裏社会の仕事を行うようになる。
ダイヤモンドを強奪するために侵入した岸辺露伴の別荘で、金目のものを引き寄せる謎の溶岩を発見する。露伴に気に入られそれを託されて以降は、チームとして仕事をこなしつつ、溶岩の効果を調べていくことになる。
11月の雨(ノーヴェンバー・レイン)
ジョディオのスタンド。上半身のみの人型のビジョンを持ち、腕の代わりに肩から四本のアーチ状の脚が伸びている。能力はアーチの内側に重力のある雨を降らせることで[7]、この雨に打たれると、文字どおり「雨に打たれる」状態になり、無数に降り注ぐ雨で多大なダメージを受ける。射程は半径3m、高さ4m。この雨自体は物質的な水であり、スタンド使いでなくても見える。雨にとどまらず、1滴のみ降らせて体内にいるスタンドを正確に攻撃するといった精密操作も可能。
ドラゴナ・ジョースター
ジョディオの兄で男性で18歳。褐色の肌をしている。身体の性別は男性だが、女の子のファッションが大好きで女性と見間違う出で立ちと話し方をしており、豊胸手術をしているトランスジェンダー。ファッションブティック「アイコアイコ」で働いている[7]。過去のとある出来事以来、ジョディオと共に犯罪に手を染めている。座右の銘は「決して無理はしないけれどあきらめる事もしない」。
トランスジェンダーという事もあり、悲惨な目に逢いやすい。
14歳のとき、トランスジェンダーを理由として同級生から苛烈ないじめを受けていたが、謎のバス炎上事件(ジョディオの仕業)によって助けられた。事件の犯人は明らかにならなかったが、ジョディオがやったと確信したドラゴナは、病気だと彼を咎めるも同時に感謝の言葉を口にし、強くなることを誓った。その後はそれまでと異なり、より女性のような髪型や服装をするようになる。メリル・メイ・チーに誘われて以降は、ジョディオと同じく裏社会の仕事を行う。
スムース・オペレイターズ
ドラゴナのスタンド。四体の小型のロボットのようなビジョンで、脚部がキャタピラになっている。ドラゴナが触れたものの位置を自在にスライド移動させることが出来る。他人の顔の構造を作り替えたり、印刷物の文字などを改竄したり、暗証番号を無視して鍵開けをしたりといったことが可能。また、応用として負傷したさいに傷口をダメージの少ない箇所へ移動させて致命傷になるのを防ぐことができる(治療する訳ではないので、傷口は自然に治癒するまで残る)。
パコ・ラブランテス
ジョディオの仕事仲間の高校生。19歳。2年前までは太っていたが、現在は鍛え上げられた肉体を持つ。左耳は父親からのDVが原因で一部欠損している。盗みが大好きでゲーム感覚で他人の物を掏る[7]
喧嘩っ早く、バイオレンス(暴力行為)が得意分野の気性の激しい性格。
THE ハッスル
パコのスタンド。パコの肉体と一体化しておりビジョンは持たない。能力は自由自在に筋肉を操ること[7]。過剰な変形はできないものの全身の筋肉がまるで指のように器用に動き、背中の筋肉で物を掴んだり、木をよじ登ったりする事が出来る他、筋肉を硬化させて刃物や衝撃から身を守るといった応用もみせる。また操作できるのは本体の筋肉にとどまらず、直接触れていれば他人の筋肉も操ることが可能。
ウサギ・アロハオエ
急遽ジョディオのチームに加わることとなった全身タイツの少年[7]。17歳。父親は既に亡くなっており母親と暮らしている。
ジョディオと同じ学校に通う先輩で、薬物売買の顧客でもある。やけにテンションの高い喋り方をするが薬物中毒者ではない。敵スタンド使いによる攻撃を誰よりも早くスタンド能力だと看破するなど、要所で頭の回転の速さを見せ、メリル・メイからの信頼も厚い。
THE MATTEKUDASAI(ザ・マッテクダサイ)
ウサギのスタンド。機械仕掛けの小鳥のようなビジョンを持つ。能力は周囲にあるもので誰かが望むものに変身すること[7]。監視カメラに変身した場合、映像が二重に記録される(スタンド側の映像はいくらかの加工が入る)。
また、ストローに変身したまま先端にライトを備え付けるといった、変身した状態から新たに別の要素を付け加えることも可能である。
チャーミング・マン
カイルア・コナでジョディオ一行を襲撃してきたスタンド使いの青年。21歳でハワイ島生まれ。肌がザラザラしているが生まれながらの体質である。好きなミュージシャンはSIAH.E.R.、SZA
フアラライ山でサイクリング中に弟のマウカが行方不明になっており、弟を探す手がかりになると睨んで溶岩の謎を調べていた。同じく溶岩を調べる岸辺露伴をずっと監視しており、その後溶岩を手にしたジョディオらを狙う。一行とは一度戦闘になるも、「溶岩の謎を追う」という目的が一致したため仲間に引き入れられた。以後チームの中ではただ一人、金儲けとは違う動機で動く。
なお、一行が溶岩の力で大富豪になるのを目指していることには無理だと冷笑的な態度を見せており、特にジョディオには「それがわかるのはそれぞれが脱落する時だろうがね」と不穏な言葉を投げかけている。
ビッグマウス・ストライクス・アゲイン
チャーミング・マンのスタンド。スタンドビジョンは無く本体と一体化している。ザラザラした皮膚が砂の様に細かく崩れ、自由に動き回ることが出来る。射程距離は体表から10㎝程度で、細かくなった皮膚は衛星の様に本体の周りを回る。
皮膚の破片を体表に纏わせて別人に変装したり、光反射を操作して遠近感を狂わせ周囲の風景にカモフラージュするといった使い方が可能。また本体の目を破片にして体内に入り込み、中を目視で確認するといった芸当も見せている。
メリル・メイ・チー
ジョディオが通う学校の校長を務め、副業ではファッションブティック「アイコアイコ」を営む女性。49歳の既婚者で子持ちである。裏の顔は、ジョディオ達を指揮するチームの「ボス」[7]。黒い仕事の証拠は一切残さず、内容は店に立ち寄った際にその場で覚えさせるためジョディオらはアドレスも知らない。ジョディオ曰く「イカレたスーパーウーマン」。かつて家庭状況が悪化しギャングに目を付けられていたジョースター兄弟に声をかけ、自らの仕事に引き込んだ経歴がある。
岸辺露伴邸のダイヤモンド強奪に際しては、3人だけでは任務達成には心もとないとチームにウサギを同行させた。その後、チームが持ち帰った溶岩の力を理解し、更に巨額の利益を得るべく新たな作戦を立てる。

チームの標的

[編集]

600万ドルのダイヤモンド

[編集]

作中でジョディオのチームが引き受けた最初の標的。直径23mmの天然ダイヤモンドで、最低市場取引価格は600万ドル。取り分は600万ドルのうちメリル・メイ・チーが18%、ジョディオら全員が2%。

岸辺露伴
日本からやってきた有名漫画家。ダイヤモンドを持ってハワイの別荘へやってきたところを、ジョディオらに狙われる。『ピンクダークの少年』を連載している・ペン先型のピアスをしている、など第四部とほとんど同じであるが、かなり落ち着いた性格。
ダイヤモンドを盗みに別荘へ侵入してきたジョディオらのうち、パコとウサギをヘブンズ・ドアーで容易く無力化し、警察に通報するがジョディオの能力に後れを取り拘束された。また、金庫に保管していた"溶岩"の方に秘密があると気付いたジョディオに脅され、通報を取り消し、ダイヤモンドはジョディオ一行が持ち去った。しかしその際、ジョディオにだけ声をかけて引き止め、謎の溶岩を託し、「また会おう」という言葉を残した。
ヘブンズ・ドアー
第4部同様、「ピンクダークの少年」を模したビジョンを持ち、相手を本に変えて記憶を読むことができる。ただし、手で直接触れないと発動できない様子。

HOWLER(ハウラー)の土地

[編集]

チームが2番目に引き受けた標的。HOWLERがフアラライ山などに所有している全ての土地であり、会社自体やその預金口座も全て含めて時価総額は500億ドル以上。更なる金儲けの為、そしてマウカの捜索に協力するという理由もあり、仕事の標的となる。取り分は500億ドルのうちジョディオら全員で20%(1人あたり4%)。

ルル
HOWLER社の刺客である少女。年齢に反して鋭い洞察力と推理力を持ち合わせており、ボビー・ジーンに指示を出す場面もみられる。一方で、欲しいものがあると「買って」と駄々をこねるなど年相応の一面もある。
ボビー・ジーンとペアを組み土地登記所を訪れ、土地譲渡証書の原本に接触した人物を確認する。その最中、自身が突然負傷したことでバグス・グルーヴが一体倒されたことを悟り、接触者がスタンド使いだと気付く。
バグス・グルーヴ
ルルのスタンド。土地登記所にあるHOWLERの土地譲渡証書原本に潜んでおり、閲覧した人間を無差別に攻撃する極小の群体型スタンドであり、同時に遠隔自動操縦型として動く。全身に包帯が巻かれ、両膝下から3本ずつ足が伸びた人型ビジョンを持つ。なお一部「バグ・グルーヴ」表記がある。
人体に侵入し、バグス・グルーヴが血管や内臓を攻撃することで、肺水腫など様々な症状を引き起こす。基本は呼吸不全と皮膚変化から始まり、次第に嘔吐や出血など重症化していき最終的に心停止に至らしめる。また体内に侵入していなくとも、自らを破片化してウサギの体内で直接バグス・グルーヴと接触したチャーミング・マンにも病気の症状が表れている。
ボビー・ジーン
ハワイの捜査官である中年男性。HOWLERの不正を捜査する立場にありながら、立場を利用して会社側の協力者として立ち回る。ルルと2人組で登記所の警備室を訪れ、土地譲渡証書の原本に接触した人物を確認する。

その他のスタンド使い

[編集]
ワイルド・キャット・サイズ
3匹の猫の集団。ハワイ島生まれの固有種で、高い知能を有している。チャーミング・マンに使役されており、露伴の別荘にジョディオらに先駆けて侵入していた。
露伴から溶岩を託されたジョディオを追って、ジャングルで彼らと交戦する。高い知能で一行を追い詰めるが、機転を利かせたウサギによって捕獲され、その後はジャングルへと逃げていった。カイルア・コナで溶岩の効果を調べていたジョディオの元へ切断された3匹の頭部が送り付けられたため、殺害されたと思われていたが、後にそれはチャーミング・マンがスタンド能力で偽装したジャガイモだと判明した。
キャット・サイズ
ワイルド・キャット・サイズのスタンド。3匹が同じスタンドを持つ。スタンドビジョンは無く、本体と一体化している。体毛を寄り合わせて風に乗せて飛ばし、対象に触れると絡みついて次第に締め付けていく。絡みついた体毛はワイヤーのように硬くなり、簡単に切断することは出来ない。
締めつけて攻撃する以外にも、体毛を網目状に寄り合わせて対象を捕獲するなどの芸当を見せた。

その他の登場人物

[編集]
バーバラ・アン・ジョースター
ジョディオとドラゴナの母親。ジョセフ・ジョースターの娘で、吉良・ホリー・ジョースターの妹にあたる。夫とは別れ、一人でジョディオらを育てた。空港免税店に勤務しており、近所の人間から敬愛されているが、これはジョディオらが裏社会で役割を果たしているからである。
ジョディオが起こしたバスの放火によって夫がハワイを去って以降、掛け持ちで仕事をするようになり病弱になっていった過去がある。
警察官
ハワイ島で勤務する2人組の警察官。物語冒頭、ジョースター兄弟に言い掛かりで職務質問し、身体検査と称してドラゴナに卑猥な行為をはたらくも、激怒したジョディオに仕置きされた。
時計屋の店員
カイルア・コナにある高級時計店の男性店員。溶岩の価値を調べに訪れたドラゴナとウサギを接客する。応接室で時計が1つ紛失した際には2人の仕業と決め付け色々と調べるも、最終的に自身の靴に引っかかっているのを発見し(溶岩の力とみられる)、謝罪する羽目になった。
レオ君
カイルア・コナでデートしていた男性。ガールフレンドに高級腕時計を購入したが、ジョディオらの戦闘に巻き込まれた際に海に落としてしまい、それが原因で振られた。実は腕時計はドラゴナたちが時計屋で溶岩と接触させていたもので、巡り巡って最終的に溶岩の元へ引き寄せられている。
マウカ
チャーミング・マンの弟。フアラライ山でチャーミング・マンと自転車レースをしていた際、突如自転車だけを残して姿を消す。その時、周辺にあった溶岩チューブ内に流れるはずのない水が流れており、その中を流されていくマウカをチャーミング・マンが目撃している。チャーミング・マンは警察にマウカの捜索願を取り扱ってもらえず、自ら動く。
女子生徒
本編の4年前、ドラゴナの同級生だった女子生徒。両親が学校やバス会社に影響力のある人物で、その立場を利用してドラゴナへ性的な嫌がらせなどを行っていた。ジョディオに乗っているスクールバスごと放火され殺害されかける。
なお、バス炎上事件で彼女の親が保険会社に圧力をかけ、高い保険料を支払わせたことがジョディオの父親の解雇に繋がり、ジョースター家を追い込むことになる。
ソフィ・ホワイト
ハワイ州管轄の土地登記所に勤務する女性。チームがHOWLER所有地の譲渡証書原本に溶岩を接触させた際、同行して同じく原本に触れてしまったため、バグス・グルーヴの能力に嵌り負傷、病院に搬送される。
彼女の父親は下院議員であり、HOWLERの土地不正疑惑を追及していた。

用語・キーワード

[編集]
溶岩(名称不明)
岸辺露伴がハワイの別荘でダイヤモンドと共に保管していた謎の溶岩。詳細は不明ながら、所持している人物のもとへ金目のものや価値のあるものを引き寄せる力が存在している。
この溶岩の所持者から価値のある何かを奪うことは出来ない(ジョディオ一行が露伴邸からダイヤモンドを持ちだそうとした際は、何故かダイヤモンドが床に転がってしまい盗み出せなかった)。
HOWLER(ハウラー)
ハワイにあるインフラ整備会社。主に水資源に関する土地をフアラライ山やオアフ島などに所有しており、所有地などを含めた価値は500億ドル以上である。マウカが行方不明になったフアラライ山の土地も所有する。チャーミング・マンは何度もマウカの捜索を試みたが、必ず社会的な妨害が入って失敗に終わっており、何らかの力が働いていると推測している。また水源の土地に関する不正疑惑があり、調査を受けている。

書誌情報

[編集]
  • 荒木飛呂彦 『The JOJOLands』 集英社〈ジャンプ・コミックス〉、既刊4巻(2024年8月19日現在)
    1. 「出発 (DEPARTURE)」2023年8月18日発売[8]ISBN 978-4-08-883606-5
    2. 「上って行け」2023年12月19日発売[9]ISBN 978-4-08-883765-9
    3. 「金儲けの時間」2024年4月18日発売[10]ISBN 978-4-08-884038-3
    4. 「ジョースター兄弟」2024年8月19日発売[11]ISBN 978-4-08-884157-1


関連項目

[編集]
  • 大谷翔平 - 野球選手。本作の単行本第4巻16話にて、「オータニ」という名前が登場する。

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ Part1からの通算。

出典

[編集]
  1. ^ Inc, Natasha. “「ジョジョ」第9部「The JOJOLands」1巻発売!歴史を一望できるカレンダーが999人に”. コミックナタリー. 2023年9月1日閲覧。
  2. ^ “『ジョジョ』9部?作者の次回作報告にファン歓喜 「新『JOJOLANDS(仮)』でお会いしましょう」”. ORICON NEWS (oricon ME). (2021年8月19日). https://www.oricon.co.jp/news/2203996/full/ 2023年8月28日閲覧。 
  3. ^ “荒木飛呂彦「ジョジョの奇妙な冒険」第9部“The JOJOLands”2月発売のUJで始動”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年12月19日). https://natalie.mu/comic/news/505661 2023年8月28日閲覧。 
  4. ^ “『ジョジョ』作者・荒木飛呂彦、年賀状であいさつ うさぎと謎キャラ描く 新連載が2月開始”. ORICON NEWS (oricon ME). (2023年1月2日). https://www.oricon.co.jp/news/2263041/full/ 2023年8月28日閲覧。 
  5. ^ “ジョジョ効果で再び連載誌『ウルトラジャンプ』緊急重版決定 新連載9部開始で史上4度目、11年ぶり重版”. ORICON NEWS (oricon ME). (2023年2月28日). https://www.oricon.co.jp/news/2269353/full/ 2023年8月20日閲覧。 
  6. ^ ゲーマーズ通販, ゲーマーズ |. “「このマンガがすごい!2024」特集 | ゲーマーズ”. www.gamers.co.jp. 2024年4月27日閲覧。
  7. ^ a b c d e f g h ABOUT”. 「ジョジョの奇妙な冒険」公式ポータルサイト. 第9部 The JOJOLands. 集英社. 2023年8月20日閲覧。
  8. ^ The JOJOLands 1”. 集英社. 2023年8月18日閲覧。
  9. ^ The JOJOLands 2”. 集英社. 2023年12月19日閲覧。
  10. ^ The JOJOLands 3”. 集英社. 2024年4月18日閲覧。
  11. ^ The JOJOLands 4”. 集英社. 2024年8月19日閲覧。

外部リンク

[編集]